血小板数

血小板数

血小板とは?

血小板とは?

血小板は、血液に含まれる細胞成分の一つで、出血を止める働きをしています。血管が傷ついた時に集まって血栓を作り、止血の最初の段階を担います。

血小板は骨髄で作られますが、古くなった血小板は主に脾臓で壊されます。健康な状態では、血小板の産生と破壊のバランスが保たれ、血液中の血小板数は一定に保たれています。

肝臓の病気、特に肝硬変では血小板数が低下することが多く、肝臓の線維化(硬さ)を評価する重要な指標となっています。

基準値の目安

血小板数の一般的な基準値は以下の通りです。

血小板数

15万~35万/μL程度(15~35万/mm³)

数値の評価

  • 15万/μL以上:正常
  • 10万~15万/μL:軽度低下
  • 5万~10万/μL:中等度低下
  • 5万/μL未満:高度低下

※基準値は検査機関や施設により異なります。検査結果に記載されている基準値をご確認ください

血小板と肝臓の関係

血小板数は肝臓の状態と深く関係しています。

肝臓の線維化と血小板数

慢性肝炎や脂肪肝炎が進行すると、肝臓に線維(コラーゲン)がたまり、肝臓が硬くなっていきます。これを肝臓の線維化と言います。線維化が進むと肝硬変となります。

肝臓の線維化が進むにつれて血小板数は低下する傾向があります。そのため、血小板数は肝臓の線維化の程度を推測する簡便な指標として用いられています。

脾臓の腫大と血小板数

肝硬変になると門脈圧亢進症が起こり、脾臓が腫大します。脾臓が大きくなると血小板の破壊が亢進し、血小板数が低下します。これが肝硬変で血小板数が低下する主な原因です。

トロンボポエチンの低下

血小板の産生を促すトロンボポエチンというホルモンは、主に肝臓で作られます。肝硬変では肝臓でのトロンボポエチン産生が低下し、これも血小板数低下の原因となります。

数値が低くなる原因

血小板数が低下する原因には、以下のようなものがあります。

肝硬変

血小板数低下の原因として、肝臓の病気では最も重要です。脾臓の腫大とトロンボポエチンの低下により、血小板数が低下します。

慢性肝炎

慢性肝炎が進行して線維化が進むと、血小板数が低下し始めます。血小板数の低下は、肝硬変への進行を示すサインの一つです。

その他

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、骨髄の病気、薬剤性、ウイルス感染などでも血小板数が低下することがあります。肝臓以外の原因も考慮して検査を行う必要があります。

数値が高くなる原因

血小板数が増加する原因には、鉄欠乏性貧血、感染症、炎症性疾患、骨髄増殖性疾患などがあります。肝臓の病気との直接的な関連は少ないですが、原因を調べることが大切です。

血小板数が低いとどうなる?

血小板数が低下すると、以下のような症状が現れることがあります。

出血しやすい

血小板が減ると止血機能が低下し、出血しやすくなります。歯茎からの出血、鼻血、あざができやすいなどの症状が現れることがあります。

重度の低下では

血小板数が2万/μL未満になると、脳出血など重篤な出血のリスクが高まります。

検査で異常を指摘されたら?

健康診断で血小板数の低下を指摘された場合、肝臓の病気が隠れている可能性があります。特にAST・ALT・γ-GTPが正常でも、血小板数が低下している場合は肝臓の線維化が進んでいることがあります。

血小板数が15万/μL未満の場合は、肝臓の状態を詳しく調べることをおすすめします。エコー検査や肝硬度測定(エラストグラフィ)で、肝臓の線維化の程度を評価することができます。

「健康診断で血小板が少ないと言われた」「肝臓の線維化が心配」という方は、吹田市山田の山田駅前もりした内科クリニックへお気軽にご相談ください。