お腹が張る(腹水)

お腹が張る(腹水)

お腹の張りでお悩みの方へ

お腹の張りでお悩みの方へ

「お腹が張って苦しい」「最近お腹が出てきた」といった症状は、食べ過ぎやガスがたまっているだけと思われがちです。しかし、お腹の張りの原因が腹水である場合、肝臓の病気が進行している可能性があります。

腹水とは、お腹の中(腹腔内)に液体がたまった状態です。肝硬変など肝臓の病気が進行すると腹水がたまりやすくなります。お腹の張りが続く場合は、原因を調べることが大切です。

吹田市山田の山田駅前もりした内科クリニックでは、肝臓専門医・指導医である院長が腹水の原因の精査と治療を行います。血液検査とエコー検査で原因を評価し、肝硬変による腹水であれば、利尿薬による治療や塩分制限などの生活指導を行います。腹水が大量の場合や、入院での治療が必要な場合は、連携する基幹病院・専門医療機関へご紹介します。

こんな症状はありませんか?

  • お腹が張って苦しい
  • 短期間でお腹が大きくなった
  • 体重が急に増えた
  • ベルトやズボンがきつくなった
  • 足もむくんでいる
  • 食べるとすぐにお腹がいっぱいになる
  • 息苦しさを感じる
  • など

これらの症状がある場合は、腹水がたまっている可能性があります。

肝臓との関係

腹水は、肝硬変の代表的な合併症の一つです。肝臓の機能が低下すると、いくつかの理由で腹水がたまりやすくなります。

まず、肝臓で作られるアルブミンというタンパク質が減少します。アルブミンは血管内に水分を保持する働きがあるため、減少すると水分が血管の外に漏れ出しやすくなります。また、肝臓が硬くなると門脈という血管の圧力が上がり(門脈圧亢進)、腸の血管から水分が腹腔内に漏れ出します。

考えられる肝臓の病気

腹水を引き起こす可能性のある肝臓の病気には、以下のようなものがあります。

肝硬変

腹水の原因として最も多い肝臓の病気です。肝硬変が進行して非代償期になると、腹水がたまりやすくなります。腹水は肝硬変の重要な合併症の一つです。

肝臓がん

肝臓がんが進行すると、腹水がたまることがあります。がんが腹膜に広がった場合(腹膜播種)にも腹水が見られます。

アルコール性肝障害

長期間の過度な飲酒によりアルコール性肝硬変に至ると、腹水がたまることがあります。

慢性肝炎

慢性肝炎が進行して肝硬変に至ると、腹水がたまることがあります。

その他の原因

腹水は、心不全、腎不全、がんの腹膜転移、結核性腹膜炎などでも起こることがあります。また、卵巣がんや膵臓がんなどの腹部の悪性腫瘍でも腹水がたまることがあります。原因を正確に特定するために検査が必要です。

こんな場合は早めに受診を

以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

  • お腹の張りが急に強くなった
  • 足のむくみを伴う
  • 皮膚や白目が黄色くなった(黄疸)
  • 息苦しさがある
  • 発熱や腹痛を伴う
  • 体重が急激に増えた
  • 意識がぼんやりする
  • など

これらの症状は、肝臓の病気が進行しているサインである可能性があります。特に発熱を伴う場合は、腹水に感染が起きている(特発性細菌性腹膜炎)可能性があり、緊急性が高いです。

当院での検査

当院では、お腹の張りや腹水の原因を調べるために以下の検査を行っています。

血液検査

アルブミン、AST・ALT・γ-GTP・ビリルビンなどの肝機能の数値を確認します。肝硬変の程度や肝機能の状態を評価します。

エコー検査

腹部エコー検査で腹水の有無や量を確認します。少量の腹水でもエコー検査で発見できます。同時に肝臓の状態や肝臓がんの有無も確認します。